あなたのその頑張り方では、周りの人達が不幸になる
おはようございます。
たっしーです。
桜まんじゅう片手にコーヒーを飲みながらブログを書いてます(笑)。
あなたのその頑張り方では、周りの人達が不幸になる
1.頑張っても報われないのは何故? 頑張る人が陥る罠
頑張るってどうですか?
質問の意図が分かりませんね(笑)。
「頑張る」って、気持ちを張り詰めて、目標達成のために努力すること、ですよね。
そこには、忍耐や困難に打ち勝つなどの意味も含まれます。
よく「頑張ります!」って聞きますが、他人に向かって宣言している「頑張ります」ってどうなんでしょう?
●不安でいっぱいだけど、自分を奮い立たせるための言葉。
●そして、困難に立ち向かう健気な自分アピールも若干含まれるだろう。
自信がないけど、その場でそう言わないと収まらないので、取り合えず言っとこうみたいなところもある。
宣言してしまった以上は、やらなきゃならない状況になりますね。
※ こういう「頑張る」って言わせるやり取りって、狡猾だな~と思う。個人的にはあんまり好きではないけど、まだ社会的にはそうやって自分の意図通りにコントロールしようとする風潮がはびこっているから、感情的にならずに、割り切ってうまく活用した方がいいですね。
で、頑張ってみてうまくいったとしよう。
「あー終わった。よく頑張った。自分を褒めてあげよう」とまずますの出来と思う。
一方、「頑張る」って言わせた他人からの評価はどうだったか?
満足いく評価をもらえたならいいですが、そっけない評価だったならどうでしょう。
できて当然といった態度なら、 不満が残ると思います。
不満に思った理由は何ですか?
こんなに頑張ったのに、それだけ?
自分の努力をもっと評価すべき?
違います。
不満の原因は、その人ではなく、自分自身の心の在り方がそもそも違っているからです。
人から言われたからこの仕事をやっている、実はこの仕事は苦手だし嫌だ、誰かがやればいいのに何故、私が。と元々不満を持っていたり、他人の評価を気にして(人に認められたくて)、評価が自分の期待と違った場合、大抵不満が生じます。
それは、自分の「頑張る」が本心じゃなく、他人に迎合するために出た言葉だから。そして、他人に評価を委ねているから。他人に委ねていいのは仕事の成果のみ。過程の努力や意識は他人がどう言おうと自分で評価を下すべきなのです。だって他人に自分のことなんて分かるわけないから。
さて、あなたは日々の生活もしくは仕事について、何のために頑張ってますか?
出世するために頑張る、上司に気に入られるために頑張る、パートナーに気に入られるために頑張る、子供のために頑張る、落ちこぼれないために頑張る。
どれか当てはまるものはありますか?
これらに共通するのは、自己犠牲の精神で頑張ろうとしていること。
自己犠牲は日本では美徳とも考えられています。しかし、美しいと感じるのは、それが刹那的だからです。ずっと自己犠牲を強いられる生活って耐えられますか?
答えはNOですよね。
僕は、「生きること」と「頑張ること」はイコールだと思っています。
何もしないで、生きていくことはできません。生きるためには何かしらの努力が必要になります。さらには、自分の人生に輝きを加えたいと思えば、今以上に頑張ることは必然になってきます。
生きるため、輝きを加えるためには、自己犠牲ではダメなんです。
自己犠牲の頑張りは、段々余裕がなくなり、無理を通すことが多くなります。そして、こんな気持ちが芽生えてきます。
●私がこんなに頑張っているのに、どうしてやってくれないの(協力してくれないの)
●私ばっかりが何でこんなに働かなきゃならないの
笑顔の裏で、こんな感情が渦巻いていては、周りはつらいですよね。
「頑張る」は困難に立ち向かうため自分の気持ちを奮い立たせる行為なので、本人の自己陶酔、自己満足が必要ですが、余裕を持てなくなって周りが見えなくなると、周りに不満の矛先が向かい、周りを攻撃してしまいます。余裕のない頑張りほど自分そして他人を不幸にしてしまっています。
2.頑張って幸せを掴むための2つの方法
余裕がなく、自分が病んでるかも、と思った時は2つのことを心がけてください。
1.頑張るを他人のためではなく、自分のやるべきことと考えてみる。
・他人のためと思うと不満が生じるので、自分自身のためと考えてみる。
・やりたいことがある場合は我慢しないで、優先的に叶えてみる。
・自分の楽しいと思うことを生活に取り入れ、リラックスを心がける。
2.頑張ることを止め、深呼吸してみる。
張り詰めた気持ちを一度オフにして、「頑張らない」を選択して「頑張る」を一旦お休みしてみる。
「頑張る」って全ての行動を前向きにする普遍的な言葉ととらえがちですが、実際には今のように負の側面も持っています。
人間、時には頑張れない時もあります。心も身体も限界って時もあります。そんなときに「頑張る」は自分を呪縛する呪いの言葉になってしまいます。
なので、「頑張る」を使う場合には、「頑張らない」も準備しておく必要があります。
そうすると、「頑張る」が破綻した時も柔軟に対応できます。頑張るが破綻して「頑張らない」を選択すると再び「頑張る」に戻りやすくなります。
そこを「頑張る」で押し通そうとすると、疲労が蓄積して成果も得られない負のループに入ります。
なので、「頑張る」を宣言する場合は、一方で「頑張らない」をも自分に許可してあげましょう。
最後に、大切なことを加えます。
無報酬でも、時間かかっても、友達に評価されなくても、楽しくやれてしまうことが、本当に好きなことです。それは一見意味ないことに思えるけど、それがあなたにとってもかけがえのない宝物だと思います。
そういう意識なく「頑張れてしまう」ことを、頑張って探しましょう。
それが見つけられれば、人生豊かになるし、周りの景色もさらにカラフルに色づき始めます。
では、また。